展示会の化粧プレートは目立ってなんぼ!
一般車道を走行するときに不可欠なナンバープレートですが、車の展示会ではナンバープレートではなく化粧プレートが必要となります。
普段目にするナンバープレートとは一味違う化粧プレートだと、展示会に来たという感覚が強くなるものです。
化粧プレートは実際の走行時には外されるものですから、来場したお客様にとってそれほど重要ではなく、あえて注目するポイントではないかもしれません。
その一方で、車全体を見たときに化粧プレートが目立っていれば、自然と注意を引きます。
車の前面にある化粧プレートに目が行くことは、車に目が行くこととほとんど同じ意味です。
つまり、化粧プレートは実際の走行時に装着することがないからこそ、できるだけ目立たせたほうが得策だというわけです。
誘目性と視認性を活用した色
目立つ色といって思い浮かぶのは赤や黄色ではないでしょうか。
これらのような彩度が高い暖色系の色は、誘目性と視認性を兼ね備えています。
誘目性のある色は人の目線を誘導させる色、視認性のある色は見やすい色、と言い換えることができるでしょう。
こうした高彩度の暖色系の色は、誘目性については間違いありませんが、視認性の面で一つ注意しなければいけないことがあります。
それは、色のコントラストによる組み合わせです。
例えば、黒い背景に黄色で文字を書くとわかりやすく読みやすい一方、白い背景に黄色で文字を書くと明度が近いために読みにくくなってしまいます。
白い背景でも視認性が高く誘目性のある色は、高彩度で色の濃い赤やオレンジが当てはまります。
誘目性の高い色を使用するのは効果的ではありますが、さらに書かれたものをくっきりと目立たせたいなら、明度差を大きくすることも必要です。
車の展示会で使用される化粧プレートも、このように誘目性と視認性を意識した配色のものを選ぶことをおすすめします。